British Leyland v. Armstrong [1986] 1 A.C. 577
英国の判例
- 原告:自動車メーカー
- 被告:車のパーツを作ってるとこ
- 事実関係:被告が原告のパーツをコピーして排気管のスペアパーツを製造。原告はいくつかの業者にライセンスしてるが、被告はライセンスを拒否。原告が被告を著作権侵害で訴える。
判決
- 車の所有者には、マーケットから部品を買って修理をする自由がある
- 論点は、スペアパーツ市場を独占するために著作権を行使することとが、修理の自由と衝突すること。
- 原告は既に車の販売において著作権の保護を受けているし、スペアパーツにまで著作権を認め、市場を独占させることになったら、車の所有者の権利を損ない、車の価値を減じることになる。
- 家主とテナントもそうだが、一旦何かを与えたら、それを剥奪してはいけない。車を売ったなら、修理をするために適正価格でスペアパーツを買う権利もあるはずだ。
- そんなわけで、棄却。