シンガポール知財ブログ

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2014-01-01から1年間の記事一覧

シンガポールの特許審査官

前回こんなことを書いた。 現在シンガポール国内の審査官は40人体制だが、2020年までに審査官を200人に増やし、近いうちに全件シンガポールで審査する計画である。来週仕事でIPOSの人に会うので、その辺を少し聞いてみよう。 先週その話を聞いてきたのでここ…

シンガポール、WIPOによりPCTの国際機関に指定

試験も終わり、たまたま言及されたのでこの話題。 <a href="http://gostep.hatenablog.com/entry/2014/10/31/231646" data-mce-href="http://gostep.hatenablog.com/entry/2014/10/31/231646">東南アジアが国際出願の審査を行う? - gostep's blog</a> シンガポールが自前の特許庁で審査を始めるようになったのは今年(2014年)2月14日の法改正後です。それまでは自己査定制度※をとっていて、自国…

試験対策その3(転職)

試験対策のためというのもあるが、主に自分の将来のキャリアのことを考えて転職した。 前の事務所は特許・商標の出願と商標の訴訟をしているところだったが、特許のわかる弁理士が一人も居なかった。上司は商標の弁護士で弁理士登録もしているので代理人には…

試験対策その2(SEAD Patent Drafting Training Course 2014)

3つのうちの2つ目はこのコース。 Pro IP Sdn. Bhd. - SEAD 2014 なかなか評判がいいので前々から受講しようと思っていた。FICPI(国際弁理士連盟)という団体がやっているコースである。東南アジアは欧米や日本と比べると特許の実務家教育が進んでいないのだ…

試験対策その1(WIPO distance learning)

気がつけば試験まであと1ヶ月。今回Paper AとPaper Bの2つの試験を受けるために3つ手を打った。そのうちの1つは、WIPO distance learningである。Paper Aの対策として特許明細書を書く練習がしたかったところ、こんなコースを見つけたので受講することにした…

シンガポール弁理士の数

シンガポールに弁理士は何人くらいいるのと時々聞かれる。いつも100人とか150人とかいい加減なことを答えているのだが、ちゃんと数えてみた。全員の名前と所属等が公開されているのである。下記リンクのThe Register of Patent AgentsからPDFファイルがダウ…

シンガポール弁理士試験2014受験要項が公開されてた

正式名称はPatent Agents Qualifying Examination 2014。受付開始したというメールが来ていたので一応紹介。 Patent Agents Qualifying Examination 今年は10月7日(火)から10日(金)までの4日間。場所は未定。受付締め切りは8月31日。前日の10月6日(月)…

自己査定制度とは何だったのか

自己査定制度(self assessment system)とは、出願が特許され得るものかどうかは出願人自身が判断するという制度。でも無審査だったわけではなく、どこかで審査されていることが要求されていた。 自己査定制度ですら特許されないもの 公序良俗違反(最初の…

新システム始動

今日の朝8時半からIPOSの新しいシステムIP2SGが動き出した。 http://www.ip2.sg 特許の出願のやり方と、特許の検索のやり方が変わった。出願番号のフォーマットも変わった。出願番号が新法と旧法で違うと、ぱっと見てどっちに対応するかわかりやすいってのは…

シンガポール審査基準2014

今日(2月14日)から施行された改正特許法・特許規則。といってもまだ新しいシステムが動いていないので、特に新しい動きはない。物好きは紙出願をしているかもしれないが、基本的に19日のシステム開始からスタートだろう。改正を含んだ条文は既に更新されて…